鈴木すうこのイヌ負け.com

鈴木すうこの残念な暇潰しブログ。

結婚式って…いいね!

ねーいいよね、結婚式!

もうね、どんだけ結婚式がいいかを語らせたら右に出る者はいないんじゃないか ってくらい、結婚式がすきです。

結婚に興味がまるでなかった35年間のうちでさえ、結婚式はいい!って思ってた。

 

やりたいかどうかは別にして。

 

いや、だって、みんな必ず喧嘩するっていうじゃん?

お金もさ、結構 なんつーか、諭吉さん達(複数形)がさ、束になって、ほんと、束になりまくって「あなた、どこに行くつもり!?」って手を伸ばして叫んでも「お前のためだ・・・!」つって、出てくじゃん?

お前のためって・・・わたしの、ためって・・・

わたしのためっていうなら、ここにいてよ・・・・・っ!

 

ほんと諭吉の奴、口ばっかり。

 

そんなわけでね、めでたいことするのに喧嘩したり出費したりって、あの、本末転倒じゃない・・・?

 

そう思ってた時期が、全く予定のないわたしにもありました。

ただ、わたしにも予定として、結婚式という言葉が人生に躍り出てはや10ヶ月。

「いつやるの?いつ?今秋?」って、何も言ってないのに周りの追い込みがスゴい。

したっけ、後輩Jちゃんが

「あれはね、親の卒業式みたいなもんだから、親孝行としてやった方がいい」

つーから、目から鱗で、それからはちょっと考え方変わったわけです。

 

そんなわけで、とにかく参加者側としての結婚式はだいすきなわけでして、今回、駅員時代にたいそうお世話になったYmYmのね、結婚式にお呼ばれして行ってきました。

ついでにちょっと参考にしちゃおーって、旦那さんとね、いそいそとお出掛けしたわけです。

 

結果、

すんごい気の利いた式だった。

 

まず、引き出物が後日、ご自宅に配達されてくるから手ぶらで帰れる。

祝辞を述べたおいちゃんの祝辞が面白い。

よくわからない友人やら親族やらの出し物がない。

けど、みんなが和気あいあいと参加出来るイベントは目白押し。

帰り際に新郎新婦から渡されるちょっとした手土産も、ちまっこい消え物だし、なんなら、各テーブルにあった手書きのメッセージとか手土産とかを持ち帰るための小さな手提げ袋までちゃんと用意してある。

 

スゴい。人柄が溢れまくってる。

プランナーさんも凄腕かもしれない。

 

もうね、目から鱗どころか目ん玉もポロっと落ちるかと思ったし、やっぱね、人柄だよね!

 

YmYmはね、8つ歳下なんだけど、とにかくわたしは歳とか関係なく彼女のことは尊敬してましてね。

 

まず、有言実行の人であるということ。

「わたしねー学校の心理カウンセラーになりたいんだ」

つって、大学院進んで、ほんとになった。

ふたつめ、いつも朗らかで明るく笑顔。

これがベースであり、モチベーションは常にフラット。

決して周りに見せないけど超がんばり屋さん。

なのに、ちゃんとノーも言える!

みっつめ、地道であり着実であり誠実であること。

やっぱり、最後はこういう人が勝つというか何というか、怠惰をこよなく愛し、お布団と親友関係を築いて齢37年のわたしには真似できないわけです。

 

でもって、彼女はとにかくオトコマエ。

結婚するっつーから馴れ初めからプロポーズまでを聞いてみたら、

「プロポーズはね、わたしからしたの。うふふ」

っつって、それは可愛らしく笑った。

 

わたしから!!

あなたから!?

現代女性、超シビれる!!!!!

 

夢も希望もいい男も掴んだ彼女は、ずっと受け身の姿勢だったシンデレラより、よっぽどカッコいいし素敵でした。

 

いやーあんたスゴいよ。ほんと、尊敬しちゃう。

わたしなんてね、ほんと、取り敢えず経済力ないし、毎日お昼寝は日課だし、お料理は味付けをすっかり忘れるっていう凡ミスとか通常運転だし、とにかく地道にコツコツと誠実に、とか無縁で生きてきちゃってねー。

それでも何とか37年、やってこれちゃうから、人って不思議。

 

藤子不二雄が言ってた「すこし ふしぎ」って、これのこと・・・?

 

とにかく、素晴らしい式に立ち会えたこと、彼女に感謝したい気持ちでいっぱいなわけです。

 

昔、次女の結婚式で涙がぽろりと出たとき、隣にいた三女に

「お姉ちゃんが泣くとは思わなかった。お姉ちゃんにも、人間らしい気持ちがあるんだね」

って、しみじみ失礼なことを言われた過去があるわけですが、

わたしもね、誰かの結婚式っていう壮大な人生の晴れ舞台に立ち会うと、薄汚れていてもね、多少、自分の人間らしさ つーの?ピュアな部分 つーの?そういうのが触発されるんだな、て。

 

言葉に感情こもってないとか、何か軽いとか、ほんとに思ってるー?とか、そういうの卒業したい。

 

ほんと、優しい人でありたい。(しみじみ)

 

人柄、だいじ。

素の造形がどうとかじゃないわけです。

人間、大事なのは結局ね、中身なわけです。

中身がそれはそれは素敵だと、結局、素敵な人になるわけ。

自分磨きっつーのは、新しい服とか化粧品とか買うことだけじゃない。

ってことを彼女には改めて教えてもらった気がしています。

 

わたしは足りないものだらけだなあ ってしみじみしながら、ふと、隣を見たら、結婚10ヶ月目のわたしの旦那さんが、ニコニコしててね。

「すうちゃんは可愛いよ」

って言ってくれたので、わたしに足りないものは、この人が補ってくれているんだな って。

思って、

 

この人、女の趣味、悪いのかな・・・?

 

だいぶ不安になったことは、口が裂けても言えない。

 

翌日、休日に家事はしない主義のわたしに代わって、連休で荒れたアパートの中、せっせと洗濯機を回しながらカップ麺を啜り、前髪が寝ぐせで右斜め前に直立したまま耳かきをするわたしに笑顔で「しあわせだねー」って言う旦那さんを見て、涙が出そうになりました。

 

いい人すぎる。(ここまで、壮大なのろけ)

 

ほんと、わたしは、優しい人になりたい。