鈴木すうこのイヌ負け.com

鈴木すうこの残念な暇潰しブログ。

@東京砂漠

亭主元気で留守がいい とか世の奥様方は言うじゃないですか。
わたしサイドとしてはね、亭主料理とマッサージが上手いといい。
元気とか大前提だし留守がちだとね、ちょっと肩に湿布貼る時とか、下手したら蛍光灯替える時に限っていないとか、
タイミングの悪さが離婚の危機を招きかねない。
蛍光灯交換とか背が低い全国の女子からしたら、肩ヤっちゃうか腰ヤっちゃうかっつー大問題なわけです。

そんな全国低身長女子の会でおそれながら会計辺りを務めさせていただいてます鈴木ですが、
何せもー肩も腰も何なら脹脛(ふくらはぎ)くらいまでヤっちゃってまして。

ダァが出来た時だって
「眠れる獅子に朗報!」とか言って、
わたしの獅子達、結構ね主張してましたから。
あっちもこっちも
「ダァとか言ってんな、こちとら凝りがハンパねぇぞー!」とか
「バカ言え、こっちは万年張ってんだ!」とか やいのやいの・・・

獅子達からの祝福コメントは
先日、ダァが背中をマッサージしてくれた際にようやく耳にすることが出来ました。


そんなわけで満を持してマッサージに行ったのが昨日のことなんですけど、
眠れる獅子達の主張が最高値マークしてまして。
あっちもこっちも引っ張りだこで。
ほんと、わたしの体は一つしかないのに。

「あの、50分でお願いしゃす・・・」
若干噛みつつもフロントにそう告げて、もう今度こそ!解脱!する!くらいの意気込みで待ってたんですけどね。

「お待たせしましたー」
つってやって来たお兄さんの頭がね、予想を大きく裏切ってポマード塗れでね。
あ、どうしよう・・・って一瞬 躊躇いも生まれたんですけど、今は何より眠れる獅子達を本気で眠らせることが最優先事項じゃないですか。
ポマードに気後れしてる場合じゃないじゃないですか。

だからこっちも、些かの不安を抱えつつ
アムロ行きまーす!くらいの気合いでもってホワイトベース(待合室)を飛び立ったんですけど

ほんと、ジオン軍(ポマード)の攻撃という名のテクニックがすごくて。
これが噂のイクッ・・・!ってやつなの・・・!?ってくらいすごくて。

まさかの地球連邦軍(眠れる獅子)、ジオン軍に大敗。


ほんと、びっくりしたー。
ポマード、マジバカに出来ないって言うか凄腕って言うか、その手腕が遺憾なく発揮されてたって言うか、豪腕唸る!くらいのレベル?
まな板の鯉ってこういうこと・・・?
完全にマグロ状態でなすがままでした。
うっかり惚れっかと思った。

で、終わった後に「こちらで身だしなみ整えていただいて・・・あ、ゆっくりで大丈夫ですよ」ってポマードで固めたシャア・アズナブルに案内された試着室でね、悲鳴を飲み込みました。

何なの、追い剥ぎにでも遭った?
この東京砂漠で?
ウソでしょ・・・あれ?ここ、わたしの記憶が確かなら秋葉原だよね・・・?


冒頭9行目辺りで女子とか言ったの誰ですか。


試着室で一人、学級裁判ですよ。
「女子について 〜32は女子に入りますか?〜」っつーある意味で永遠の議題がまさに掲げられた瞬間ですよ。

バナナはね、この際おやつに入れてもいい。
スイカが果物扱いを受けるなら、バナナくらいおやつに入れてやれ。

けどさーもーとにかく様相が酷いわけ。
わたしの。
認めたくないけどわたしの。
ヨダレはギリセーフティゾーン(口内)越えてなかったけど、髪がですね、ちょっと50分ジオン軍にお邪魔しまーすってしてただけで、思う存分 重力から解放されてた。
ホワイトベースよりイキイキしちゃってた。
あれかな?
知らない内に卍解でもしちゃってたかな?

とにかく様々な世界観を越えてフリーダムなあいつを懸命に撫でつけ、
何事もなかったかのようにマッサージを後にしました。
シャアに限っては

「ほんと、僕が言うのも何ですけど、全くほぐれてないので、近々またいらっしゃった方がいいと思います。頭痛とか酷くないですか?眠れてますか?ほんと、ほんとに・・・鈴木さんの体、ガッチガチなので!」
とか何とか熱弁してたんですけど、
如何せん、大都会で追い剥ぎに遭った事実に打ちのめされてたのでね。
聞き流しちゃってたんだけど。
「行けぇ──っ!ガンダム!つか、ちょっと急いでマジで!」つって、ホワイトベースに帰還しました。

ほんと、あの様相が一番離婚の危機を招くと思う。





あのね、やっぱり32歳(後一ヶ月半で33歳)がね、
女子とか言っちゃいけないような気がしてる。
29はいいよ、30もまぁオーケー、31だってまだ可愛いもんですよ。

けど、33直前の32ってのは自他共に認めるデリケートゾーンかなって。


「あんたもいつまでも若い気でいたらダメだよ」


お母さんが言ってたセリフ、ようやく理解出来た。


若くない、若くはないよ、32
(鈴木すうこ 心の俳句 / 季語なし)


そろそろ女子からは卒業して、いち女性としてね、
取り敢えずは健康面から向き合ってくべきじゃないかなって、埼玉のホワイトベースでお茶漬け食いながら思いました。

全然、未婚なんですけど。