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鈴木すうこのイヌ負け.com

鈴木すうこの残念な暇潰しブログ。

鈴木さんの笑ってナンボ!



「うちの(母方の)お婆ちゃんは若い頃、誰もが振り向く美人だった」


朝っぱらから、母にそんな話をされました。

そうなんだ、つって、ホットケーキ貪り食ってたんですけど。
母がね、いうわけですよ。
「それにつけても年取るとブサイクになっちゃってやーね」だとか「鏡見るたび自分の顔に笑っちゃうわ」だとか。

わたしくらいになるとね、すでにそこの域に達してるわけです。
鏡どころか、道端でちょっとウィンドウに自分が映ろうもんなら、いつだって「ヒデぇ顔してんな!」つって笑えるくらいの用意はあるわけです。

いいじゃない、ヒデぇ顔。
笑えるくらいなら可愛いもんでしょ、ヒデぇ顔。


「あんた達三人は、そこそこお婆ちゃんに似てるはずなんだけどなー」


母、首傾げちゃってました。


うちの母方のお婆ちゃん、確かに、街では美人で通ってたらしくて、
田舎(山口)に帰ると、よくその話はご近所さんから聞かされます。
「通りを歩けば男はみんな振り返った」だの「すぐ電話番号渡されててねー」だの、それなりに武勇伝持ちではあったみたいです。

十年以上前に亡くなったんですけど、まぁ、覚えてることっていったら、
すげぇ変わり者だったなってくらいのことなんですけど。





「今日はしゃぶしゃぶだ!」つって婆ちゃんが用意したのがホットプレートでね、隣に熱湯入れたヤカンがあってさ、肉にそれ掛けながら焼くんだけど、
その時点でしゃぶしゃぶじゃないし、プレートも熱くなってるわけで、熱湯跳ねまくっちゃってね。
なにを食ってんのかわかんなかった。

(次女談)





文鎮代わりに使ってたのが線路のレールの欠片で、なんかコロッコロして使いにくい花瓶だなーと思ってた物の正体が爆弾の外装だった。

(母談)





ある日、お母さん(お婆ちゃんのこと)がね、すっごい地響きで起きたらね、家の周りが地盤沈下したっていうのよ。
見に行ったら、ほんと、地盤沈下しちゃってるの。
お陰で家に入るのに苦労したわぁ(笑)

(叔母談)





婆ちゃんちにあったドレッシングが十年前に賞味期限切れてた。

(わたし談)






ぱっと挙げただけでも、これだけのネタ持ち。
すげーよ、婆ちゃん。
あの年代の人でね、これだけネタ持ってれば、大したもんだよ。

風呂上りにビール片手に真っ裸で踊ってたのは、今でも鮮明に思い出せます。
ほんと、明るい人だった。

昔の人ながら、女だてらに商売やってね、女学校出てたっていうんだから、大した人だなぁと思うわけです。
「才色兼備ってのは、あんたのお婆ちゃんのことよ」って近所の人にいわれた時は、ちっちゃいながらにわたしも鼻が高かったってもんです。

運転も気性も、そりゃー荒かったんですけど。


変わり者と名高いB型の母と次女でさえ、時折 困惑するほどの変わり者だった婆ちゃんは、わたしの身内唯一のAB型。

実際、血液型がどれほど性格に影響するのかわかんないですが、
わたしが知る中では、間違いなく、一番の変わり者です。


あれくらいフリーダムに生きたい。


しかしだ。

そうはいっても、優秀だったのが婆ちゃんであって、
残念なことに、決して優秀ではないのがこのわたし。

うちね、従兄弟とか、みんな国立大出てるんですよ。
「ちょっと勉強すれば東大行けたのに」とかいわれてるのが従兄弟なんですよ。
「俺、勉強嫌いでさ」とかいってね、爽やかに笑ってっけど、国立大出てるんですよ。

「ちょっと」で東大って行けんの?
「勉強嫌い」で国立大って行けんの?

もーね、次元が違う。
完全に違うステージで生きてる。
尊敬しちゃう。

まぁ、そんな従兄弟は理系だったもんで、わたしとしてはね、
スクエアエニックスに就職しろって口酸っぱくしていったんですけどね。
大手電子メーカーに開発として就職しやがったよね。

でさ、就職当時は悩んでたわけ。
どうしたって聞いたらさ、


「同期が東大大学院卒とかで、優秀過ぎて……」


そんなことをね、さらっと抜かしたよね。





レベルが違い過ぎて、違う言語を喋ったかと思いました。

こんなところにバベルの塔が!?つってね。


いやー・・・スゴイ世界もあるもんです。
ほんと、それくらいになるとね、うっかり気楽に生きらんねぇなって。
隣の芝生が青過ぎて軽く眩暈がするので、羨ましいを通り越して、足を踏み入れたくないです。

うっかり踏み入ったら死ぬ。

飛び交ってるの、バングラデシュ辺りの言語だと思ってます。





つーことで、優秀じゃなくとも楽しく生きていけるよ!ってのが、このブログを書いてる意義かなって。
ヒデぇ顔してても大丈夫!
老いたらみんな、大体がそんなもんだから!


「毎日笑ってナンボだけんね!」


婆ちゃんもね、そういってましたから。