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鈴木すうこの残念な暇潰しブログ。

21グラムについて

21グラム、それは人が死んだときに軽くなるという重さ。

 
21グラム (初回出荷限定価格) [DVD]

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『21グラム』という映画のキャッチコピーだった気がしますが、
この映画、あまりにヘヴィーな展開の連続だったため、全部は観れてません。
ハリウッドver『リング』主演で日本でも名を馳せたナオミ・ワッツが出演してます。
個人的にナオミ・ワッツといえば
デヴィッド・リンチ監督作品『マルホランド・ドライブ』が印象的なんですけど……
 
 
鬼才すぎてついていけねえ……・・・!!!!!
 
 
凡才なわたしは、途中から、
完全に置いてけぼり食ってました。
一応、映画の謎を解くための8個だか15個だか(曖昧)のポイントがDVD買うと、別紙でついてくるんですけども。
「赤いランプがついてるときはどうのこうの(曖昧)」みたいな。
わけわかんなくて五回は観たんですけどね。
 
 
やっぱ、わかんねえ……!!!!!


つうわけで、
 
 
マルホランド・ドライブ [DVD]

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これもオススメ。
ぜひにモヤっとしていただきたい。
 
 
 
 
 
そんなわけで、
アニメ名探偵コナン第十シーズン「誘拐…らしい事件」を朝っぱらから
ヒカリTVで観てたんですけど。
これ観て思ったのが
命はみな平等なのかってこと。
 
コナン観て思うことじゃないんだけど。
 
人が死んだらみんな21グラム軽くなるのか。
21グラムが軽いのか重いのかはわからないし、それが本当かどうかも
わたしにはわからないんだけど。
 
 
命って、本当に平等?
死はみんな平等に訪れるけど、たとえば、生きるか死ぬかの瀬戸際で
果たして、それは平等に扱われるものなの?
 
 
たとえば、本当にたとえばだけど
身内と他人がその瀬戸際だったら。
 
少なくとも、
自分にとって、その二人の命は平等じゃないような気がするし、
たとえば、
大統領と一般市民だったら
やっぱり、平等には扱われないような気がする。
人と動物だってそう。
日本の法律では、ペットは命じゃなく物としての扱いになってる。
 
物事には優先順位が付きまとうものだし、
それによって
世界は回ってるとこあるんだから仕方ない。
けど、「仕方ない」で済ませる時点で
それはすでに平等じゃないんだと思う。
誰かにとって、
なにかにとって、
大切な誰かは、他の人と比べたら平等になんか扱えない。
極論だろうけど、それはごく普通のことだとも思う。
わたしが思うに、だけども。
 
 
「一を救うための百の犠牲」って言葉がある。
あるっていうか、映画でよく聞く台詞。
これって、上記の事柄をよく表してるなあと思う。
その一は百より重いわけ。
天秤、傾いちゃってるわけ。
もちろん映画であっても、天秤が傾くまでの葛藤だったりは描かれてるんだけども。
 
 
 
 
 
で、難しいなあって思うじゃない?
ここでお待たせ!
いいこといってる人、見つけた!
 
 


彼、エドワード・エルリックっつうんだけど、錬金術師なの。
いろいろと若いわりにヘヴィーな人生歩んでるんだけど、
そんな彼がいうわけ。


「一は全、全は一」って。


これ、錬金術の基本らしいから
錬金術師目指してる人は肝に命じといて!
テストに出るから!


いやー、アニメあんまり観ないんだけどね、これは観ちゃった。
ヒカリTVの無料放送でコンプリートしちゃった。
ヒカリTV自体、すでに無料じゃないんだけど。





もうね、ガチ泣き。

出かけてたお母さんが帰ってきたとき
「あんた、どうしたの!?」
っつうくらいには涙ちょちょ切れてた。
失恋とか、エドワードの選択に比べたら屁でもない。
ドラクエでは「賢者の石、すげー便利ー」とかいって
後半でバンバン振ってたけど、もうね、ハガレンではバンバン振れない。
装備したら大変なことになる。


≫ 装備せずに人間でいますか?
≫ 装備して人間をやめますか?


こんなコマンドでても不思議じゃねえから。


まあ、エドワードはある意味、悟り開いちゃったから
なかなか真似できないとは思うんだけど。
錬金術師目指す前に、
もっとやることあるのが普通だとは思うんだけど。
ここ数年、わたしも考えるわけ。
わたしは命を平等に考えてるかなって。
その21グラムを大切に思えてるのかなって。

おざなりにしてなかったかなってね、思うわけです。


これからも、たぶん、平等ってわけにはいかないだろうけど
考えてみることもすごく大切。





その21グラムは軽いのか重いのか。


向き合わないと答えはでないものです。
何事においても。