午前三時、オリオン座に向かってぶち上げ直前
ぶち上げるぶち上げるって、年明けからうるさくいってたんですけど。
じゃあさ、実際
「ぶち上げるってなに？」
ってなってくるんじゃないかと思うわけです。
これね、実はみんな、
「よくわかってないけど雰囲気で使ってたーてへぺろ☆」
みたいなとこ、あるんじゃないかな。
わたし？
わたしは完全にてへぺろ組☆
つうわけで、今回お世話になったのはgoo辞書。
[動ガ下ー] [文] ぶちあ・ぐ [ガ下ー]
1. 大言壮語する。
「壮大な構想をー・げる」
2. 奪う。
「海道筋の御器（ごき）の実をー・げ」
〈浄・丹波与作〉
3. 熱中する。のぼせる。
「あの野郎、この頃血道をー・げて居るぜ」
〈滑・浮世床・初〉
ちょっと、3の例文気になる。
2の丹波与作さんも気になる。
たぶん、みんなが使ってるのって
3の意味合い強いんじゃないかと思うわけです。
ちなみ、3の名言を残した浮世床の説明はこちら。
2の丹波与作さんについてもある。
丹波さん、実在の人じゃなかったらしい。
まあ、それでね、
もうちょっと突っ込んで調べてみたら、
「ぶち」って山口県の方言なんだって。
「へー」ってな感じで、煙草に手を伸ばしたらですね。
空なの。
ものの三分でN3B着て、五分後にはチャリンコで風を切ってた。（01/07,am.3:06時点）
いやー星が綺麗だった。
こじんまりしたお墓を横目に
「ねー超キレー」
なんつってね、いるんだかいないんだか下手したらご先祖様だってご就寝あそばされてんじゃねえのっつう時間帯にね、
そんな方々に
「あれ、オリオン座だよねー」
とか語りだしちゃったりして。
オリオン座しかわかんないんだけど。
近所のセブンで煙草だけのはずが
yamayoshiがうっかり新作ポテチだしてたから、それも買っちゃったりしてね。
「塩が効いた甘くないポテトチップス」ってキャッチフレーズなんだけど、
「あれ？ポテチって甘かったけ？」みたいな。
まあ、いいんだけど。
でさ、ふと、
年末に好きだった彼を思い出したわけ。
彼、どうしてっかな……・・・
まあ、午前三時は流石に寝てるよね。
翌日月曜だし、仕事あるだろうし。
セブンでさえ、
埼玉の端っこにあるとはいえ、わたししかお客さんいなかった。
彼もさ、
どっちかっつうと
ぶち上げちゃう系の人だったわけで、あのノリちょっと付いてけっかなーっつうとこあったような気がしないわけでもなかったけど
わたしもさ、
「好きだしオッケー！じゃ、わたしもぶち上げっしー！」
くらいの感じあったの。
馴染めるかどうかは別として、その場のノリと勢いだけなら
わたしとしても負けてないかなっつうの？
そのへん、自信はそこそこあったわけなの。
でも、完全に距離の測り方間違えたよね。
いやー酒、こわい。
アルコールはおそろしい子！
飲めないのにうっかり飲んじゃって、ついでにがっつり呑まれてた。
ほんと、みんな気をつけてーっ！
大人になるって、そういうことじゃないよなって
澄みきった星空見上げながら
お墓をバックに超反省してました。
ご先祖様（全く知らない人のご先祖様だけど）も、
「そう気を落とすなよ。まあ、がんばってこうぜー」
っつってた。
ぽんって肩叩いてくれた気がした。
あれ？もしかして憑いた？くらいのもんだった。
名探偵コナンもよくいってるけど、
大抵のことは幽霊云々が原因じゃないと思うんだよね。
うちの母もよく申しておりますが、
一番こわいのは生きてる人間ですから。
なにかをするのも、
なにかを思うのも、
なにかを起こすのも、
わたし含めの生きてる方々ですから。
「呪いだ！」
とかね、なにかしらあるたびに口にしようものなら
「お前らさー！ちょ、いい加減にしてくんねえ？なんでもかんでも、都合悪くなるとすーぐ俺らのせいにしてさー！」
っつってね、
それこそマジで霊障起こされちゃう可能性でてきちゃうから。
此岸のことは此岸側で解決してこ！
いざとなったら、怪傑ゾロリとさ、ついでにイシシとノシシに相談してみるのもオススメ！
彼岸にまで迷惑かけちゃなんねえよ。
ホウレンソウマンがホウレンソウ食って強くなるように、
ポパイがポパイ食って以下略なように、
うちらもさ、お金あればなんとかなるとこあるし。
あれ、もしかして、
ホウレンソウマンとポパイって親戚かなんか？
仲良くなれそうじゃねえ？っつって。
そんなわけで、もちろんのこと彼は
見てないだろうけど、いわせていただきます。
元気してる？
なんだかんだ、今でも好きだけどー！
いいかなー！？
いくないっていわれたけど、やっぱ、好きなものは好きだーっ！
好きです、マジで。
あんまりいうと
彼岸よりおそろしいハイパー説教タイムが待ってるので、
ちゃんと理解してるわたしとしては、このへんにしときたいと思います。
だからやっぱ、わたしの友達は
わたしにいい男を「これでもか！」ってくらいに紹介するべき。
あ、可愛い女の子ならなおオッケー！
オリオン座に向かって叫ばなかっただけ、
わたしも大人になったようです。
ほんと、いつまでも青春ごっこしてらんねえから。
七年前くらいで青い春閉幕してっから。
ぶち上げ直前で思い留まった。
愛だ恋だっつう前に、
ライフラインの確立を切実に願ったとある午前三時のこと。
